boya-yonosuke2007-08-22


 フォレスト出版 ケータイフォレスト!での連載から。
 
 太田龍樹自らが話す『もっと主張が通り、好かれる人になる!』はこちら



みなさん、こんにちは。

説得する技術
を書いた太田龍樹です。

今日から、5回にわたって、あなたに
ディベート思考」
をお伝えしたいと思います。

この無料セミナーを読み
実践することで、
あなたの意識、周りからのあなたに対する見方が変わります。

さて、今回は
ディベートモグラ叩き?」
というお話です。

ディベートの原理・原則を小難しく書いてもつまらないので、
私たちの日常生活に役に立つということをお話しします。

ディベートの意味がわからない」
ディベートの試合なんてめんどうくさい」

というあなた。
大丈夫です。

しっかりとひも解いていきます。

ディベートの定義とは、
「あるルールに基づいて対抗する2組の間で行われる議論」
のことをいいます。

多くの方は、
「対抗する2組の間」
というコトバに過敏に反応して、

「相手を打ち負かすことが目的なのだ」

とか

「どんな手を使っても、言いくるめればいいんだ」

と思ってしまう。

しかし、もう一回先ほどの定義を見て下さい。

「あるルールに基づいて」
とありますね?

ここが大きなポイントなのです。

ルール無用の子供のケンカではないのが、
ディベートなのです。

ルールがあるから、
大人のゲームであり、
知的バトルなのです。

そのルールの中でも
あなたを「できる大人」に変える
大切な3つのポイントをご紹介しましょう。

?3分キッカリ法
あなたは、3分きっかりで話ができますか?
ディベーターは自分の体内に時計が必ずあります。

体内時計を持つと様々な場面にマッチする話をすることができます。

時間無制限であなたが話せる場所など、
商談の際にも、会議の際にも、無いのですから。

その訓練の仕方は、
太田龍樹の話し方教室ができた時にお話しましょう(笑)。


?3つのマジックワードとは?

男「なんで、君はバッグが好きなの?」

女「別に。なんとなく。」

こんなやりとりでは、人とのコミュニケーションが、
うまくいくはずがありません。

ディベートには、
「意見には必ず理由をつけなさい」
というルールがあります。

たとえば…

男「なんで、君はこの時計が好きなの?」

女「だって、このミッキーかわいいんだもん」

男「モノ選びのポイントは、かわいらしさだね!」

女「うん。いつまでもかわいい女でいたいの」

という具合に。

頭の中に「なぜなら」「たとえば」「だから」を
思い浮かべているだけでも、次の言葉が変わってきます。

理由がある円滑なコミュニケーションを図ることができるのです。


?決めるのは周りの人

ディベートは、相手を叩き潰すものではありません。

相手はモグラ叩きのモグラじゃ無いんですから(笑)。

ディベートには、観客が議論のやりとりを客観的に見て、
どちらの意見が、すじみちが通っているのかを判定してもらうルールがあります。

これは、私たちの日常生活にも通じます。

自分でいくら
「できる男だ。できる女だ。」
と主張したって、
それを決めるのは周りの人です。

周りの方の判定があって、
あなたの評価が決まるのです。

それでは最後に、次回までの宿題です。

次号までの間、あなたが話す時に相手の反応をしっかり見てください。

「あ、つまらない顔をしたぞ」
「あ、別の事を考えてるぞ」などなど。

ぜひ、観察してみてくださいね。
意外なところに気が付くかも知れませんよ。