ディベートをすると、なぜ痩せるのか?

 この大胆な仮説の裏側には、ディベート五大争点(ファイブ・ストック・イシュー)の中に大いなるヒントがあります。
 詳しいディベートの話は、『ディベートの基本が面白いほど身につく本』にお任せして、

 ディベートの最初のステップに、モノゴトの現状分析をするという大事な項目があります。



 この現状分析の対象をあなたに置き換えてください。
 
 あなたは、自分の今の体重をだいたい正確に言えますか?
 あなたは、自分の今の体脂肪率をだいたい言えますか?
 あなたは、1日に摂っている総カロリー量を把握していますか?




 他にもいっぱいありますが、まずはこれらから。

 この3つだけを1ヶ月意識するだけで、まずは大丈夫。
 これが現状を把握するということですから。



 現状を把握するとヒトは、分析したくなるもの。

 「なんで体重落ちないんだろう?」
 「なんでこんなに体脂肪率が高いのだろう?」
 「こんなにカロリーを毎日摂っても大丈夫なのかなぁ?」

 この疑問が、現状を分析するという作業に繋がるのです。

 例えば、

 「この体重のままでいいのか?」
 「こんな体脂肪率でカラダに悪くないか?」
 「このカロリー量でしっかりと脂肪は燃焼していくのか?」
 などなど・・・。

 
 そういう現状分析が、

 「この体重のままでは、将来生活習慣病になり、大変だ!」
 という自分が問題点を把握するまでに至るのです。




 ヒトは他人から何を言われたって聞かない動物。
 自らが欲すること・不安に思うことはしっかりやる動物。




 現状把握⇒現状分析⇒問題点の発見・把握



 というディベートの一連の作業が、
 あなたに大いなる選択(痩せるべきか否か)をする際の判断基準を与えてくれるのです。




 かくいう世之介も自分のカラダの現状など、まったく把握していませんでした。
 BMディベートをやっていているのに本当に恥ずかしい。
 でも、自分をディベートする(太田龍樹風に言えば、ひとりディベート)のが一番難しいんですよね。

 というわけで、まずは自分のカラダの現状を把握するだけにしましょう。
 何も気にせずに、何も制限せずに。



 この考え方をある意味理論化してくれているのが、今話題の岡田斗司夫さんの本。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

 ダイエット初心者がダイエットを勉強するのに最適な本だと思います。
 また、岡田さん自身が歩く実例を示してくれているので、その説得力たるや超ど級!




 まずは、自分を知ることから。